8月17日、子育て・教育環境向上対策特別委員会が開催されました。
この日の報告事項は3点。
一つ目は、待機児童の状況および解消対策について。
現状、待機児童は49名。
しかしながら、家庭保育室を利用、育休中、求職活動の休止、特定の保育所等のみ希望、といった、
「利用保留児童」は1,000人近くに上ります。
そこで、計画では保育利用者の見込みが約8,000人(現在の実整備数では9,000人)のところ、
来年、再来年で利用者数の見直しを行い、さらに保育所の整備を進めていくこととなりました。
これに伴い、来年度に向けて、さらなる民間保育所の誘致促進や、
市独自のさらなる保育人材確保策を実施することを検討しているとのことでした。
保育の問題については、一般質問等で指摘し続けてきた問題ですが、
私が個人的に考えている懸念も、市が考えていることも、一致していることは間違いありません。
引き続き注目していくと同時に、
しっかりと勉強し、今まで以上に政策提言ができるようにしていきたいと考えています。
さて。二点目は、図書館の利用状況及び今後の実施事業について。
いろいろありますが、その中でも二点ご紹介。
まずは、認知症が増加していることに伴い、図書館が地域の情報拠点として、
認知症に関する認識を広めるとともに、
認知症の方や、認知症にかかわる人たちへのサポートを行っていくとのことです。
確かに、図書館の利用者には年配の方が多い。
関連の資料も取り扱うことができる。
部が異なるとはいえ、長寿支援課や地域包括支援センター等、庁内の連携もできる。
良い取り組みだな、と、正直、感心しました。
そして、私が何より、これいい!と思ったのは、
今年のシステム改修に伴い、
来年開校の新市立高校で市内図書館所蔵の図書の貸し出し、返却が行えるようになるという事。
新校の生徒たちは、毎日通う学校で、市内130万冊の蔵書が借り放題、読み放題、
図書館にわざわざ行かなくてもいい、というわけです。
これ、半端ない、すごいことですよ!
しかも、図書館からも、理数系等で求められる比較的高価な本の購入なども協力したい、とのご発言。
正直、生徒さんが少しうらやましい。
いや、だいぶうらやましいです(笑
最後は、科学館の利用状況及び今後の実施事業について。
私は科学館運営審議会委員でありますが、先日行われた審議会で発言した内容について、
すでに検討項目に入れられており、大変ありがたく思います。
科学館もここ五年くらいで少しずつ、確実に進化しています。
これからの進化も、非常に楽しみです。
今回の特別委員会は、いつもにもまして白熱した時間でありました。
もちろん課題の指摘や、考えの対立への対応も必要なことではありますが、
今回のような前向きな議論は、とても充実していて、
そして何より先のビジョンが見えて、とてもやりがいがある時間です。
もっと前向きな話ができるように私ももっと頑張ろう♪
そんな一日でありました。